冬の昼間の釣りは釣果に恵まれにくい。
そんな冬の昼間でも、ある程度安定した釣果を得られるのが穴釣りだ。
釣り初心者、子どもでも簡単にでき、釣果も得られるだけに最近穴釣り師をよく見かける。
仕掛けはブラクリと呼ばれる重り付きの針にエサを通すだけ。
エサはサバの切り身や虫エサ、エビ、はっきり言って何でも良い。
今回の釣行は弘漁港。
穴釣りは簡単だが、いかに穴の深いところまで落とすかが肝心だ。
そのためには、一度ラインをフリーにして落とし、余分なラインを巻いたあと、もう少しブラクリが落ちないか探る必要がある。
しかし今日はテトラの中まで入る波にラインが巻き込まれてしまい、仕掛けが思うように沈ませられない。
釣り始めて1時間経過したが、あたりが遠い。
「ここ最近穴釣り師が多かったから、全部釣られたか?はたまた魚にやる気がないのか?」と不安になる。
本来穴釣りは、そこにカサゴやメバルがいれば大抵すぐに食いつく。
それでも食わないとなれば、やることは一つ。
とにかく下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる作戦だ。
はっきり言って穴釣りはどれだけの数、穴に仕掛けを投げ込んだかが釣果につながる。
午後5時ごろ、仕掛けを投入した直後にコンッとしたあたりがきた。
一呼吸入れて(ここですぐに合わせない方が食いは良い)、ぐっと合わせる。
小さいが嬉しいカサゴだ。
カサゴにも夕マヅメがあるのだろう、その後も立て続けにあたりがある。
結果的に5匹のカサゴが釣れたが、すべて小さいためリリースした。
夕マヅメ効果に助けられる釣果となった。
場所:弘漁港
釣行日時:2月7日15時半~17:30
潮:若潮
仕掛け:ささめ針ブラクリ