鹿児島木材港で・黄金のチヌが降臨!

10月17日 中潮 鹿児島市木材港で、こんなチヌが釣れました。

黄金のチヌです。

9時30分
アタリを捉え沖に走る魚に対して、竿を立てラインを巻かず沖で魚を浮上させる。
ようやく手にしたチヌがタモに収まる。

おやっ! 何かおかしい。

チヌの魚体が何か違う。

これまで長年チヌ釣りをしてきたがはじめて目にする姿だった。

キビレ?

タモ入れの瞬間は、キビレチヌだと疑わなかったがいつもと様子が違う?

キビレチヌは、胸びれや尻びれが黄色いことが特徴であるが、この個体は尾びれ全体と鱗が黄色い。

もうひとつは鱗の数で見分ることができる。

魚体中央部分の側線から背びれまでの鱗の数が本チヌは5.5枚、キビレは3.5枚でやや鱗が大きいこと。

この黄金のチヌは5.5枚で本チヌであることが確認できた。

体長は43㎝。

 

「黄金のチヌ」でGoogle検索

とても気になる個体だったので「黄金のチヌ」でGoogle検索をした。

検索結果から上位の5件が黄金のチヌの記事が並んでいる。

その中で高知新聞の記事が詳しく掲載されていたので抜粋して紹介します。

 

魚信 はっぴぃ魚ッチ 釣り運上がる!?黄金チヌ 専門家もびっくり — 高知新聞

チヌの生態を研究している、広島大学の海野徹也教授に画像を送ってみた。
「鱗(うろこ)の枚数などからみて、チヌに間違いない。マダイとの雑種の可能性もないでしょう。部分的に黄色いチヌはいますが、ここまで鮮明に黄色い個体は珍しい」

 年間千匹ほどのチヌを見る生活を30年続ける海野教授をして、「初めて見た」と言わしめた浦戸の黄金チヌ。ただ、気になる原因は「不明」。遺伝子の突然変異で色素が欠乏する「アルビノ」とも違うという。

 生物の体色は、生息環境や食べている餌に影響されることが多い。しかし、この魚が食いついたのは、ほかのチヌと同じイガイで、特異な環境とも言いにくい。「何らかの色素異常か、代謝異常であることは間違いないのですが…」

 こんな経過を経て、珍しいチヌは高知大学の標本コレクションに加わることになった。

 

2021.10.30/ https://www.kochinews.co.jp/article/detail/509249
高知新聞+plusから引用

チヌ釣り名人川添晃司テスターにLINEしてみた。

鹿児島在住のチヌ釣り名人川添テスターにLINEしてみた。
名人は、釣りメーカーのテスターや錦江湾で遊漁船を運営しており業界での活躍は言うまでもない。
あらゆる釣りに精通したプロアングラーです。

川添名人ならこの手のチヌの情報を知っているかもしれないと思い連絡を入れてみた。

「これはこれでカッコいいです。」
と言われてこの黄金のチヌが更に価値ある1尾となった。

カラー魚拓にして記念に残すことにした。
ありがとうございます川添名人!

名人が黄金のチヌをし止める日も近いかもしれない…。

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