今回の釣行は、絶対にメバルを釣り上げたかったので、プライドをかなぐり捨てた釣り方をした。
仕掛けはジグヘッド0.8gに、アオイソメを刺す簡単で釣れないはずのない釣りである。
結果から言うと、テトラの上には何人ものメバルハンターがいたが、その中で一人勝ちの結果となった。
「エサだから当然だろう」
筆者の信条は「釣れる奴が正義」である。
とくに今回は、絶対にメバルを釣って親戚に食べてもらう必要があるのだ。
なりふり構ってなんていられない。
ただし、いくら春の足音が聞こえる時期と言えども、海の季節は一か月遅い。
この日も海水温は低く、太陽が沈みきるまではアタリすらない。
しかし日が暮れ、常夜灯が聞くようになるとメバルが表層を意識し始める。
コツンッとあたったときは、フッキングしない方が良い。
ここのところの弘漁港のメバルは、若干警戒心が高いのか、針元まで食い込まない。
今回も案の定、アオイソメの真ん中まででちぎられることが多かった。
また、なぜかメバルは仲間が一度食いついたエサに、再び食いつく可能性が低くなるイメージがある。
だから、食いちぎられた場合はすぐにエサの交換をした方が良い。
メバルは中古品がお嫌いな様子。
そして遊泳力の差なのか、足元のメバルは小さく、沖のメバルは大きい。
今回は最大で、23cmのメバルが釣れた。
周りはプラッキングやワームでメバルを狙うが、いまいち釣れていない様子。
一方反則技のジグヘッドとアオイソメは、当然よく釣れる。
その日のパターンを見つけるのも面白いが、たまには反則的な釣りも良いだろう。
釣り場:弘漁港
釣行日時:3月14日17時から19時半
潮:大潮
仕掛け:アジキラー0.8g