石鯛釣りに必要な仕掛け類
一般的に石鯛釣りによく使われている仕掛けは下図のように概ね2通り。中通しオモリを使う仕掛けと、管付きオモリに天秤などを使う仕掛け。主にこの2つの仕掛けを元に必要なものを紹介してみよう。
瀬ズレワイヤー仕掛け
瀬ズレワイヤー〜スクリューサルカン部分、ハリ〜ハリスワイヤーは概ね共通で使用できる。
自作より多少コストは掛かるが既製品も多種多様なものがリリースされており十分使えるので、そちらを利用するのが手っ取り早い。よって、瀬ズレワイヤー・クッション(ゴム管+パール玉を使う場合も)・スクリューサルカンで構成されるオーソドックスな形式の瀬ズレ仕掛け部分でOKだ。天秤を使う場合は予めセットになったものもある。
ハリスワイヤーのサイズは通常は37番、小型狙いなら38番、大物狙いなら36番というのが目安。
真空オモリ
中通し仕掛けは後からサルカンごと通して使える穴径の大きな『真空オモリ』が使いやすい。穴の小さなナツメオモリなどはオモリの変更がしにくいので初心者にはあまりお薦めしない。オーソドックスな樽型、樽型にゴム管が付いているもの(根掛かり防止のため)、扁平な形のもの(海底で落ち着きやすくするため)、オタフク(オニギリ)型など色々なパターンのものがあるので自分の釣りに合ったもの、使いやすいものを選ぶといいだろう。
号数は15〜30号で、特に用意しておきたいのは20号と25号。
石鯛天秤
石鯛用天秤は多様な形式のものがあり、予めワイヤーに通してあるパイプ式などもあるが、既存の瀬ズレワイヤー仕掛けに後付けできるものがお薦め。
天秤使用時のオモリ
天秤使用時のオモリはカン付きの六角オモリなどで、20〜40号がよく使われる。天秤に直接付ける場合もあるが、基本的には捨て糸介して使うことが多い。捨て糸の長さは釣り場の状況によって10cmから1mぐらいまで。ナイロンの5〜6号が使われている。
カン付きオモリには六角オモリの他、海底に落ち着きやすい船型や細長い形状で根掛かりしにくいホゴオモリなどがある。これも状況や好みで選んでいい。
この仕掛けでのオモリは基本的に根掛かりで損失しやすいので多めに用意しておくことをお薦めする。