キスの投げ釣りをする際の一連の動作としてはエサ付け→投入→引き釣り→仕掛け回収です。キスは潮が悪いとか、近くに自分を捕食するフィッシュイーター(ヒラメやマゴチなど)がいない限りは貪欲にエサを食いにきます。何投かしてもアタリがないようなら釣り座を移動してキスの居場所を探しましょう。「キスは足で釣れ」といわれるのもそのためです。

 

エサ付けのコツ

キスは口が小さく海底から顔を出しているゴカイなどの多毛類を吸い込むように捕食するので、ハリからエサをあまり垂らさずハリ先いっぱいで切って使いましょう。

エサはイシゴカイが一番ですが、アオイソメやチロリでも釣れます。だいたい1匹のイシゴカイで2本~3本のハリに刺せます。頭のついているエサのほうが食いのいい時や、頭がないほうが食いが良い時があるので、その日のキスの食いがいい付け方で狙ってみましょう。

 

投入のコツ

仕掛けの投入の際は、天秤に仕掛けが絡むのを防ぐためにオモリが着水と同時にスプールを指でサミングして道糸の放出速度を抑えましょう。そうすると仕掛けとオモリが一直線になり絡みが防止できます。

引き釣りで遠近を探る

 

投入したら5秒~6秒でリールのハンドルが1回転するくらいのスピードで巻きます。エサが砂底を這っているイメージです。アタリは手元にブルブルときますのでそのまま巻続けて追い食いを誘います。食い込みが悪い日はアタリがあった場所で少し待ってから再びリールを巻きはじめます。アタリがあってもアワセの必要はありません。

 

アタリがあっても針がかりしない時は

アタリがあってもうまく針にかからない時は、一度リールを巻くのを止めてキスがエサを食い込む時間を与えてみましょう。

それでも針にかからない時は針の大きさをワンランク小さくしてあげると針がかりが良くなります。

アタリのあったポイントは集中的に

 

投げ釣り用の道糸は20mや25mごとに色が変わっています。アタリがあった距離を道糸の色で覚えておいて、次の投入の際にはアタリのあった場所の少し沖に投入すると効率よくアタリを拾えます。

 

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