2018年の秋に発売されて早2年、8万円~10万円を超える価格が当たり前のがまかつ磯竿の中で4万円台というがま磯アルデナの実力とは?
購入から約半年、私自身が使ってみた筆者目線でのアルデナのインプレをしてみます。
がま磯アルデナ 1-500を買ってみた
日頃、フカセ釣り用の磯竿はほぼDAIWAオンリーの筆者がなぜ「がま磯アルデナ」を買ってみようと思ったのかその理由は?
1、カタログを見て先調子ロッドを思わせるほどの圧倒的な先軽振り調子を実現しながらも伝統のがま調子を継承という謳い文句に誘われたことは否めない。
2、竿の骨格部分とも言われるブランクスに東レのTORAYCA(R)T1100Gというカーボン素材が使われている。この素材は同じがまかつでも約2倍の価格帯のデニオスやグラナードにも使われている。
3、あとはたまにはDAIWA以外のメーカーの竿も曲げてみたいという気まぐれです。
実際の使用感、竿を曲げた感想は?
1、カタログに書いていた先軽振り調子という部分は、軽い仕掛けの投入時などはしっかり胴にのせないと飛距離が出ないので、やはり普段使っているDAIWAの先調子の竿に比べると胴調子(がま調子)なのかなという感じ。
2、リールシート回りとエンドグリップ回りがとてもチープでコストをかけてないなという感じがするが、これはブランクス部分を上級モデルと同素材を使いながらも価格を半分に抑えているということを踏まえるとすごく納得できて逆に好感さえ覚える。
3、実際に魚を掛けた時の正直な感想は「めちゃくちゃ楽しい」である。元々トーナメント指向でグレのフカセ釣りをしていたので、先調子の竿で確実にフッキングし、主導権を握って短時間で魚を取りこみ、手返しを早める釣り方が主流だったこともあって、胴調子竿のじわりと胴に乗せるやり取りの楽しさを満喫できる仕上がりになっています。若干竿を寝かせ気味のやり取りがおすすめです。
がまかつの4万円台の磯竿「アルデナ」はフカセ釣りをより楽しく感じられるものに仕上がっています。1本目のがま磯におすすめのロッドです。