鹿児島県の錦江湾、外海から産卵のために湾内へ入ってくる個体を狙う、湾口でのいわゆる『入りダイ』は例年2月頃から3月いっぱいまでが盛況で毎年、型数共に釣果が期待できるが、その後、5月ぐらいまでは湾内が春マダイのベストシーズンとなる。

チョロ(フカセ)釣り

春マダイを狙う釣り方は、タイラバ、ジギング、コマセ(天秤)など色々あるが、面白いのがチョロ釣り、フカセ釣りとも言われる、オモリなしで仕掛けの重さだけでマキエと同調させながら流し落としていく釣り方だ。

仕掛けは図のように極めてシンプル。ただし、潮の流れ方次第ながら仕掛けを100〜200m前後流すことが多いので、電動リール(フロロライン6号が300mほど巻けるもの)を使っている人が多い。しかし、やり取りや仕掛けの回収にやや体力が必要だが大型スピニングリールでも可能だ。

比較的低価格ながらチョロ釣りに対応した機能も備えたレオブリッツS500は初心者にもオススメの電動リール!

マキエは沖アミ生もしくはボイル。海水に漬けておき、仕掛け投入前後に数杯大きめのヒシャクで撒きながら釣る。

アタリは明確!

仕掛けを投入したら最初に多めに糸フケを出して仕掛けをある程度沈め、そのあとはリールのスプール(ベール)をフリーにして潮の流れに任せてどんどん流し込んで行くだけ。アタリは比較的明確で、ラインの出るスピードが突然速くなったりするので分かりやすい。

磯釣りのフカセ釣りをしている人なら、沈め探り釣りの感覚に近いものがあるので釣り方にさほど違和感は感じないだろうと思う。

この釣りは潮の流れ方がキモだが、状況がよければ1流しで1回ヒットも珍しくない。

また、潮下へ流す釣りなのでこの釣りを行える船が限られるので、予めチョロ釣りができるか確認する必要があるので注意。

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