錦江湾・鹿児島市沖の寒マダイはコマセ釣りが楽しい!《後編》

誘い下げが有効!

同じタナでしばらく待ってもアタリが出ない時は、私の場合、『誘い下げ』アクションを行うことが多い。

私の誘い下げの方法は、

リールのドラグを手でラインを引っ張ればスムースに出るぐらいに調整しておき、一定の間隔(30秒〜1分おきぐらい)で30〜50cmずつラインを出して仕掛けを落とし込んで行く。

この時、落とした直後にアタリが出ることが多いので集中すること。天秤カゴ部分が落下するのに伴い、ハリスが引っ張られてツケエが僅かに動くため、近くにいるマダイがリアクションバイトをするのだろうと思われる。

この日の初アタリ! しかし、珍しいハプニングが…

この時も2回目の誘い下げ時にごツンと来て竿先が海中へ突き刺さった。タナは80m。

すかさずスプールを指で押さえながらロッドホルダーから外して大きくアワセを入れる。

魚の引き具合から大きさを想定し、ドラグを調整しながら巻き上げにかかる。それほど大きくはないようだが、頭を振るような引きからマダイなのは間違いないようだ。

巻き上げながら後ろが騒がしいので見ると、反対側で釣っていた釣友の女性アングラー、中島さんにもヒットしているようだ。

『うん…?』、上げて来る途中で何か違和感が…。しかし、そのまま取り込んでみると…

釣り上げたのは1kg程のマダイであったが、船上に上げてみると何かが変? マダイの口からもう1本ハリスが伸びている…。

よくみるとハリが2つ刺さっている!

ハリスを引っ張ってみると、何と中島さんの仕掛け!

船長含め3人で、『こんなことあるの?』と…。

ここはレディファーストで、この魚は中島さんの獲物に…!

しばらくして私にも再び少しサイズアップの1.5kgがヒットし、一安心!

終始潮が動かなかったが…

この日はあまり潮が動かず、アタリは散発的。時折サバの群れが入り、船上はサバパニックになることも。アジは少なめだったが、食えば30cm近い良型がヒット。

昼間に再びアタリが出始め、船上はしばらくマダイラッシュに。私は1〜1.5kgを3マイ追加。中島さんや他のお客さんも同型を釣り上げる。

この日、大漁とはいかず、型は1.5kgまでだったがなかなか楽しい1日となった。

コマセマダイはやっぱり面白い!

ロッドホルダーは、ダイワライトホルダーシリーズを愛用している。

取り付けが簡単で急なアタリでもすかさず手持ちが可能なのでライトコマセマダイにお薦めだ!

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