私の場合、毎年1〜2月はタイラバなどのルアーよりもコマセ釣りでマダイを狙うことが多い。
アンカリングした船からのんびりとアタリを待つ釣りも乙なもので、楽しい。
もちろん、放ったらかしで釣っているわけではなく、マダイが食って来るタナを探ったり、誘いをかけたりと、
思ったより忙しい釣りであるが、それでものんびりとした雰囲気と、アタリが出た時の興奮度がたまらないのだ。
鹿児島市谷山沖へ
本来ならそろそろ外界から湾内へ産卵のために群れで入って来る、錦江湾口のいわゆる『入りダイ』シーズンなのだが、
恥ずかしながら元来、船酔いしやすい体質のため、そちらは遠慮しており、この日は湾内の出船するという、いつも利用している遊漁船『海鱗~karin~(電話090-3071-9764 林船長)』にて鹿児島市谷山沖へ。
夜明け後に鹿児島港をゆっくり出船し、十数分で鹿児島市南部の谷山沖の釣り場へ到着。
この日の水深は90m。潮はこれから上げ、風は北北西で少し強めに吹いている。
マキエはオキアミボイルを用意。これを解かし網に入れて船べりへ入れておき、解ける間に仕掛けをセット。
ハリスは5号で約10mから始めてみる。状況を見ながらハリスの長さは調整するつもりだ。
ロッドはいつも5:5調子のショートムーチングを使うのだが、今回はさらに柔らかい4:6調子という超軟調ロッドを久しぶりに使ってみた。
リールは今年新調したばかりの、シマノ フォースマスター601、中観測設定が追加されたタッチドライブでの新しい捜査官が面白いリールだ。
また、使用しているハリは、独特の形状でマダイの口元へ掛かりやすいオーナーばりの閂(かんぬき)マダイ。コマセマダイではお薦めのマダイばりだ。
さあ釣りスタート!
第1投。潮はほとんど流れていない感じでラインはほぼ垂直に落下している状態。
まずは、底からハリス分の10mと少し約5m上のタナから探ってみる。
着底(リールの表示で92m)で電動リールの底ダナ設定をセットし、ロッドをしゃくりながら15m(リールの表示で73m)まで上げ、そこでしばらく手持ちのまま様子をみた後、反応がなければロッドホルダーにセットして数分そのまま様子を見る…。
ちなみに、県外の遊漁船と違い、こちらでは船長から一応魚探の反応の出方などは教えてくれるので、自分でマダイのタナを探ることが多い。
〜後編へ続く〜