CAUTION!

釣りをしていて掛かって来る魚は全てが安全ではない。釣りを存分に楽しむにはあらためてしっかり把握しておきたいところ。今回は食べると危ない魚を中心に紹介する。初心者の方はよく参考にして注意に!

バラハタ

 この魚も少し前にネットやテレビで話題になった魚。シガテラというサンゴ類のプランクトン由来の神経性の中毒症状を起こす毒を体内に持っていルことがある。これは生息地や捕食するエサの種類によって個体差があるようで、沖縄などでは食用にしているところもあるようだが、確率的に危険度が高いためあまり食用にしない方が無難。

 このバラハタ、高級魚であるアカジョウ(スジアラ)と混同しやすいため間違えないよう注意(一部の釣り関係者の間ではバラハタをアカジョウと主張されているところもあったようなので)。

バラハタとスジアラが違う点は、

各ヒレの後端に黄色い部分がある

尾ビレ先端が長く伸びている

背ビレの後端・尻ビレの先端が鋭角になっている

というところ(スジアラのヒレは全体的に丸くなっている)。取り敢えず怪しい魚を釣り上げてしまったら一応確認した方がいいだろう。

 また、シガテラ毒を持つ恐れがある魚は他にもいる。バラフエダイや大型のフエダイ系、アオブダイ、それにおよそ10㌔以上のカンパチやヒラマサなど、南方系の大型魚は可能性がありますので出来れば食用は避けた方が無難。

食べてしまった時の対処症状は、筋肉痛、関節痛、頭痛や目眩、脱力感、排尿障害などや温度感覚が無くなってしまったり痒みが出たり、また腹痛、下痢、嘔吐など。そのような体調異常を感じたら即病院へ!

アオブダイ

ブダイの仲間、アオブダイは食用になっている地域もあるようだが、先日シガテラ中毒での事故も起きているのでできれば食用には避けた方が無難。

※ブダイの仲間には食用できるものも多い。例えば…

ヒブダイ

アオブダイによく似た魚体だが、体色が黄色っぽいのが特徴で食用可能。気になる方は肝などの内臓は避けた方がいいかも。

 

ブダイ(モハメ)

モハメ(赤ブダイ)は大変美味な魚。この魚を専門に狙う釣り人もいるほど。特に冬場は臭みも無く刺身や鍋などがイケる!魚体はアオブダイに似ているが、魚体が赤黒っぽいのですぐ分かる。

 

 

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