潮回りによって潮の大きさ(海面の高低差)が違うことを(その1)で説明しましたが、ではそれぞれの潮の特徴はどうなっているのでしょうか?

 

大潮の特徴

大潮は干満の差が一番大きな潮です。潮が満ちる時も引く時も高低差が大きいため潮がよく動きます。河口や水道筋など日頃から潮の流れの速い釣り場は大潮の日は潮が速すぎて釣りにならない場合もあります。そんな時は満潮や干潮の潮が緩む時間帯を狙うのが良いでしょう。

中潮の特徴

中潮は大潮ほど干満での高低差はありませんが、適度に潮が動き比較的釣りやすい潮といえます。特に朝まずめや夕まずめに満潮を迎えるような日は、満潮前後の2時間くらいに時合いになる可能性が高いので狙い目です。

小潮の特徴

小潮は干満の差が一番小さくなるので、潮の動きが緩やかな日が多くなります。日頃から潮の流れの速い釣り場などは小潮の日がねらい目になることもあります。また干潮時も大潮の日ほど潮が大きく引かないので水深の浅い釣り場も小潮の日は時合が長続きすることがあります。

ズバリ釣れるタイミングは?

その釣り場の特性や潮の動き以外の要因(水温、海中の酸素濃度、風の有無)などもあり正直このタイミングが釣れる!と言いきることはできません。

私のこれまでの経験上、下のような条件の時に急に状況が好転して釣れだしたということが多くあります。

1、川のようにガンガン速かった流れがゆっくりとした流れに落ち着いてきた時。

2、今までと潮の流れる方向が変わった時(これは逆に釣れなくなった時もあります)。

3、風もなく池のような静かな海面が、風が吹きはじめ海面が急にざわざわと波立ちはじめた時。

4、止っていた潮が動きだした時。

5、青物や海ガメなどの大型魚がいなくなった時(青物狙い以外の時ですよ)。

ある程度釣行日の潮汐情報を頭にいれておいて、あとは現地で釣りをしながら常に海の状況を観察し、ここというタイミングを逃さず釣るのがポイントです。

 

 

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