タイジギングの面白さとは…

 タイジギングでは基本即アワセ、アタリが来たらとにかくすぐにアワセを入れて行く積極的な釣り。タイラバでも最近はアタリ~即アワセのメソッドも増えて来ているが、即アワセ厳禁のタイラバとはまさに真逆のゲーム性がこの釣りの醍醐味だろう。

タイジギングに使用するジグと種類

 メタルジグでマダイを狙う釣り方としては大まかに、タングステンジグなどのフォルムの小さなジグ、鉛製のタイジギング専用メタルジグなど、いくつか考えられます。ではそれぞれについて説明してみましょう。

①マイクロジギング

 前述のタングステンジグを使う釣りは、いわゆるマイクロジギング。フォルムの小さいタングステンジグなどを使うフィネスフィッシング(繊細なライトタックルでの釣り)と言われるもの。

マイクロフリップ(ギアラボ)TGベイト(ダイワ)ソアレメタルショットTG(シマノ)ジグパラTG(メジャークラフト)ビンビンメタルTG(ジャッカル)などのタングステン製のメタルジグを使いますが、オーシャンフラッシュ(クレイジーオーシャン)ジャックアイ(ハヤブサ)などの通常のメタルジグなども使用出来る。

 

 マイクロジギングは、状況にもよるが、使うウエイトは3060㌘と軽めで、主に水深1030㍍というシャローエリアで抜群の実績をあげている。

アクションはほとんど必要無く、ただ巻きでOK。水深が浅いため、出来るだけキャストして斜め引きでマダイのレンジを長く広く探るのが基本。よってスピニングタックルが有効で、専用ロッドでなくてもエギングロッド、バスロッド、テンヤロッドなど色んなものが流用可能なのも強みです。

②タイジギング専用ジグ

 タイジグ(タックルハウス)スナップ(シーフロアコントロール)など、タイジギング専用としていくつかメタルジグが出ています。

 これらの専用ジグと通常のメタルジグの違いは非対称形状で、重心が片寄っていることによって通常のジグのようにフォール時のイレギュラーな動きやダートアクションを起こし難く、ヒラヒラと水平姿勢でフォールし、リトリーブ時には軽いローリングぐらいで安定した姿勢を保つという特性を持っている。マダイにはナチュラルなアクションが効果的であると言われているのでこれがマダイジギングには正解であると思われる。よってマイクロ同様、アクションはほとんど必要無く基本はただ巻きでOK。

 こちらのジグはマイクロジギングと違い、80~120gが主体になるので、水深が50m以上のエリアで使うのが有効。また、こちらもマイクロ同様にキャストして幅広く探る釣り方が主体なので、出来ればスピニングタックルがお薦め。その場合、使うジグの重さに対応したロッドが必要になるが、ロッドをシャクるような大きなアクションは必要ないので、ベイトのタイラバタックルも流用可能。その場合、タイラバと同時に行なうことも出来る。

③インチク

 インチクも大きな意味ではタイジギングの一種としてもいい。

 アクションも基本はただ巻きでOK。75~200gぐらいまであるのでタイジグ専用と同じ、もしくはそれ以上の水深がある場所で使うのが有効。タックルも同じものでOK。

 

 以上、タイジギングは他にもスロージギングなどもあるが、今回はただ巻きで狙えるものを主体にこの3通りを紹介してみた。タイラバとは違ったオフショアゲームも楽しんでみてはいかがだろうか?

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