ベイトリールの糸巻きの適正量
糸巻き量の適正量ってどのくらい?
ベイトリールを使い始めて間もないころはバックラッシュや根掛かりなどのトラブルを考慮して、スプールエッジ満杯まで巻いてしまいがちですよね。実はベイトリールのライン適正量はスプールエッジから1㎜下まで巻く量なんです。
この適正量を守らないと、さまざまな影響が出てきちゃうんですよね。
糸巻き量が少ない場合
ラインが適正量より少ない場合には、スプール径が小さくなるので抵抗が大きくなり飛距離の伸びの悪さが顕著に出てきちゃいます。また、ラインの巻き癖が強くなって最悪ルアーのアクションにも影響が出ます。
糸巻き量が多い場合
ラインが適正量より多い場合には、ラインがオーバーランして膨らみやすく、バックラッシュが多くなってしまいます。また、スプールが重くなることで近距離のキャストの精度が落ちます。
軽量ルアーをキャストしたい場合
軽量ルアーをキャストするならスプールのレスポンスをあげよう!
ハードロックの釣りをしていても7g程度の軽量のシンカーをベイトタックルで使用したいケースがあります。しかし、ハードロックで使用するベイトリールで7g程度の軽量シンカーを投げるのはなかなか難しいです。
しかし、不可能ではありません。軽量ルアーを投げる場合には初速が必要なので、スプールのレスポンスを上げてあげれば良いんです。
スプールのレスポンスを上げるためには?
スプールのレスポンスを上げるためにはラインの糸巻き量を減らすことが手っ取り早いです。フロロラインって実はとても重くて、スプールのレスポンスをめちゃくちゃ落としてしまうんですよね。
ハーフラインを活用しよう!
ハーフラインとは糸巻き量を適正量の半分の量にすることです。重たいフロロラインの巻き量を少なくすればスプールが軽くなり、レスポンスが上がります。ライン適正量で下限のウェイトよりもワンランク下のウェイトがかなり投げやすくなります。
下巻きにPEラインを使おう!
ハーフラインにすると軽量ルアーは投げやすくなりますが、前述した飛距離の問題と糸癖の問題が出てきます。これを解決するのが下巻きにPEラインを使用するということです。PEラインはとても軽いラインなのでほとんどスプールのレスポンスに影響が出ません。