釣りをする上での基本的マナーは釣り人の方々ほとんどの方が心得ていると思うが、各地で釣り場のゴミ放置や立ち入り禁止への侵入、漁業・港湾関係者の作業妨害やトラブルなどによって『釣り禁止!』になってしまった岸壁や堤防が増えて来ているのも現実…。ゴミなどは釣り業界各団体や釣りクラブなどで自発的に釣り場の清掃活動をしていることもあるが、そんな状況が拡大しないためにもやはり釣り人それぞれが自覚を持ってもらうのが一番ではないかと思う。そこであらためて基本的なマナーについておさらいしてみたいと思う。

釣りを終えた後の清掃について

磯や堤防などでのマキエ釣りの場合、納竿後に釣り座周りのこぼれマキエを海水で洗い流して清掃するのは当前のこと。その際に便利なのが小型のデッキブラシやホウキ。折りたたみ式のものもあるので、ロッドケースに余裕があれば一本入れておくと更にキレイに効率よく釣り場に清掃が出来るのでお薦めだ。

 エギングの場合も、堤防上にイカが吐いたスミの掃除も極力した方がいいので、水汲みバケツとブラシを用意しておきたいところ。

タバコの吸い殻の処理

以前、ある遊漁船の船長が「タバコの吸い殻は自然分解するからそのまま海に捨てても構わんよ」と言ってたのを聞いた事がある。包み紙やタバコの葉はそうかもしれないが、フィルタ部分は自然分解しそうにない素材ではと思うので疑問に感じた…。もちろん釣り場やポイ捨てはいい事ではないし、真偽の程は分らないのだが、以前ベテラン釣り師から『ニコチンの臭いで魚が散ってしまう』と言われたこともあり、今でもそれを気にする釣り人がいるのも確か。

よって、携帯灰皿を持参しておくのは喫煙アングラーのマナーだろう。釣り具メーカーからマナーケース同様、バッカンやライフベストに装着出来るものが出ており、コストの掛からない百円ショップのものを工夫して流用しているアングラーもいので参考にするといいと思う。

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